ツグ君とベルさん

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    ( ずっと一緒 )

     

     

    陽射しがトウキビの葉っぱを縫って

            ツグ君のシャツに模様を付けます

     

    ツグ君が走れば 模様も走ります

     

    「 おばあちゃん、お髭の黒いこのトウキビも捥いで良い? 」

     

    「 どれ、どれ 」

     

    おばあちゃんはトウキビの皮を少しめくり

     

    「 次春、これを捥いだらエンドウ豆も集めておくれ 」

     

    「 うん、わかった 」

     

    ツグ君はトウキビの髭をちぎり、それを顎に当てると

     

    「 あ〜ちゃん、お爺さんだぞぅ 」

     

    「 あ〜ちゃんも、あ〜ちゃんも 」

     

    ・ ・ ・

     

    エンドウの畑は人を拒むように

     

    その弦を城壁の様に伸ばし 行く手を阻んで居るように見えます

     

    ツグ君は畑の奥まった場所に

     

    一際大きなエンドウ豆の実を見つけ

     

    両手でその実を引き千切ろうと引っ張ります

     

    ドシン!

     

    弦が千切れると同時にツグ君はしりもちをついてしまいました

     

    「 あれ? 」

     

    両手で包んでいるエンドウの鞘が淡い緑色に光っている

     

    指先を少しずつ広げると 声が聞こえます

     

    「 ファァ〜ッ 」

     

    広げた手のひらの上で 小さな妖精が伸びをしています

     

    ツグ君は、顔を近づけ覗き込むように

     

    「 僕は川上次春、君はだぁ〜れ 」

     

    「 あっ、わかった、ベルさんでしょ 」

     

    「 僕、ご本で読んだことが有るから知ってるんだぁ 」

     

    パフッ

     

    ツグ君は手のひらをいきなり閉じると走り出し

     

    「 おばあちゃん、ベルさんを見つけたよ 」

     

    おぱあちゃんは ツグ君の差し出す手のひらを眺め

     

    「 大きなエンドウだけど それだけじゃ足りないよ 」

     

    ツグ君の肩の上で声が聞こえる

     

    「 フフフ、ベルはツグ君にしか見えないよ 」

     

    「 次春、エンドウ豆をこのザル一杯に

                 取って来ておくれ 」

     

    おばあちゃんはツグ君にザルを渡すと

              トウキビの入った籠を持ち上げ

     

    「 ばあちゃんは、ちょっとトウキビを

                家に置いてくるからね 」

     

    と言って、ツグ君の話は聞いて貰えません

     

    「 あ〜ちゃん、あ〜ちゃんはベルさんが見える? 」

     

    「 あ〜ちゃん、わかんない 」

     

    ベルさんはあ〜ちゃんの肩の上に乗って

     

    「 フフフ 」と笑い

     

    淡い光を残して、スゥーとエンドウ畑に消えていきました

     

    ・ ・ ・

     

    夕ご飯を済ますと おばあちゃんが

     

    「 次春、彩那、パパとママに

             おやすみなさいをしようね 」

     

    ツグ君は慣れた手つきで仏壇の引き出しから

                   お数珠を取り出し

     

    「 はい、あ〜ちゃん 」

     

    二人はおばあちゃんの後ろに並んで正座をします

     

    チーン

     

    ツグ君はパパの匂いを覚えています

     

    ママの匂いを覚えています

     

    パパとママを車ごと飲み込んだ

          赤い赤い炎を覚えています

     

    「 ナムナム・・・・ 」

     

    「 おやすみなさい 」ペコリ

     

    「 次春、寝る前にオシッコに行くんですよ 」

     

    「 もう行ったよ 」( 噓です )

     

    「 おにいちゃん、オネショしちゃだめですよ 」

     

    「 あ〜ちゃんは、うるさいのっ 」プンプン

     

    布団の中でウトウトしていると

     

    「 ツグ君、ツグ君、オシッコに行くんでしょ 」

     

    「 う〜ん 」

     

    「 ツグ君、ツグ君、起きて、起きて 」

     

    瞼を少し開けるとベルさんが鼻の頭に立っています

     

    ツグ君は目をこすりながら布団から立ち上がると

     

    おじいちゃんが「 ツグ、どうした 」

     

    「 うん、オシッコ 」

     

    「 おぅ、行っといで 」

     

    縁側に出ると トイレまでの廊下を

     

    ベルさんが案内するみたいに

     

    スィー っと淡い光の筋を付けて飛んで行きます

     

    バタン

     

    オシッコが終わり トイレから縁側の廊下に出ると

     

    少し冷たい風が ツグ君の背中を押します

     

    エッグッ!

     

    ツグ君の瞳から大きな涙が頬を伝い落ちてゆきます

     

    「 ママ、・・ママ 」

     

    ウゥッ、ウゥッ、ウッ、ウッ、

     

    涙がとめどなくポロポロと落ちていきます

     

    「 ツグ君、泣かないで 」

     

    「 ツグ君、ツグ君、 」

     

    「 ベルがついているからね 」

     

    「 ベルはずっと一緒だからね 」

     

    ベルはツグ君のほっぺに体を摺り寄せて

     

    「 ベルが居ればさみしくなんかないよね 」

     

    「 うん、ウゥッ、ウゥッ 」

     

    ツグはベルに返事をしながら

        フラフラと布団に潜り込みました

     

    やがてツグが静かな寝息を立てるまで

          ベルはずっとツグ君の頬を撫でていました

     

    ・ ・ ・

     

    朝、おばあちゃんはツグ君の布団の中に手を入れると

     

    「 よし! 大丈夫 」と小さく呟きます

     

     

     

     

     

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      僕とクイちゃんとパパ ( ウル・クイ・レン )

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        Photo_7

        今日、幼稚園のバスを降りると 門の前で翔子先生に犬が飛び掛ろうとしています
        「 あっ、犬さん 」その犬は以前 フウがゲージの中で出会ったドーベルマンでした
        「 犬さ〜ん 」フウが近づくと ドーベルマンは地面につっぷし前足で鼻先を抱えます
        「 フウくん、レンを知ってるの?」昨日 園長さんが保健所から譲り受けて来たばかりなのに
        「 うん、お名前は知らないけど 逢ったことがあるんだーぁ 」
        「 先生には未だ懐いてくれないけど フウくんにはとても従順みたいね 」
        「 フウくんは いつも クイちゃんと居るから 動物さんと仲良くできるのかなー 」
        「 レンくん、お鼻痛いの〜 かわいそ かわいそ してあげるね 」とフウはレンの頭を撫でる
        ・・・
        「 兄貴、いやしたぜ! 」
        以前の誘拐犯二人が 幼稚園の柵の外から中の様子を伺っています
        「 此の前の様に 人間の子供を狙うのはどうもいけねえ 今回はあのゴリラにするぞ 」
        「 なんてったって 喋れねえから 居なくなっても 逃げ出したと思っちまうのが関の山だぜ 」
        「 兄貴、頭良いー 」
        「 今は 人目に付きやすいから ひと気が無くなるまで暫く様子を見てからだ 」
        「 暗く成ってから あのゴリラを連れだしに行くとしよう 」
        「 それに あのゴリラ、随分 人懐っこいから連れて来るのも簡単じゃねーか 」
        「 兄貴、頭良いー 」
        ・・・
        「 兄貴、ゴリラの奴 バスに乗り込んでます 」
        「 え、あいつ此処で飼ってるんじゃねーのか 」
        「 安! 車で後を着けるぞ 」「 へい、判りやした 」
        ・・・

        { 夜の動物園宿舎 }

        「 兄貴、鍵、開いてやすぜ 」
        「 まったく、無用心だな ここの住民は防犯意識ってものが無えのか! 」
        ギィー パタン
        「 安! 靴はちゃんと揃えろ たくー、礼儀ってものを知らん奴だなー 」
        「 すいやせん 」
        二人組はフウの寝室に入り込んだが フウは少々の物音に気づく事も無く ぐっすりと眠っている
        「 ゴリラの奴は何処に居るんだ 」そう言いながら 安が押入れの襖を開けた
        「 ギャー 」「 声がでかい、、うわぁー 」
        二人の目に飛び込んできたのは 今までに見た事の無い大きな目玉が二人をギョロリ
        慌てた二人は 玄関ドアを激しく閉め 出て行こうとする
        大きな目玉は 襖から顔を覗かせた 大きく成ってしまったウルちゃんのお目眼だったのだが
        二人にとっては 始めてみる恐ろしい化け物に見えたのだろう
        此の騒ぎを聞きつけた 隣のおばさんが 二人組の後姿を見止め「 どろぼー 」
        大きな声の響く中 二人組は駆け足で姿を消していった
        そんな最中 フウは何事も無かったように 未だ健やかな寝息を立てている

        「 おい、安、今日は抜かるんじゃねーぞ 」
        「 へい 兄貴 」
        「 この前はドジったが 今回は散歩コースらしい
                          この人気のない川沿いの土手であのゴリラを引っ攫うんだ 」

        今日は クイちゃんと手を繋いで お散歩です 
        「 クイちゃん 楽しい? 」「 ワッホ ワッホ 」
        「 ウルちゃん ねんねしてたから 一緒にお散歩出来なかったねー 」
        川沿いの土手の上から 例の二人組みが勢い良く 走り降りてきた
        「 よーし 捕まえたぞ 」「 安! さっさと手を貸せ 」
        「 へい 兄貴 」
        「 オホッ オホッ オホッ 」
        「 おじさん! クイちゃんの事 引っ張っちゃ駄目ー 」
        フウは両手で クイちゃんの腕を思いっきり引っ張りました
        すると 勢い余ったのか フウとクイちゃんは 土手の草むらの中へ
        どうした事か いつの間にか 例の二人組みの姿も消えてしまいました
        「 ウワァ〜 」「 ワ〜・・・ 」
        ジャボーン! ジャボーン!
        「 安〜、助けてく、ブク、ブク 」「 俺は 泳げねーんだ グフ 」
        「 兄貴〜 あっしも泳げねーんで グフ 」
        「 な・流される〜 」「 流される〜 」「 流され・・・」
        ・・・
        「 クイちゃん お空が青くて綺麗だねー 」
        「 ワッホ ワッホ 」

         

         


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        僕とクイちゃんとパパ ( 鬼は外 )

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          「 アニキ〜、 なんで こんな格好をするんですか? 」
          「 俺、恥ずかしいス 」
          「 安、今日は何の日か 知ってるか? 」
          「 え〜っと う〜ん 解かんないっス 」
          「 今日は 節分なんだよっ 節分といえば豆まき
                    幼稚園でも 豆まきをするんじゃね〜か 」
          「 だったら 鬼の格好で幼稚園に上がり込んでも
                          誰も 不審に思わね〜だろう 」
          「 アニキ、頭いいっ 」
          ・・・
          「 すいやせ〜ん オニの役を頼まれたんですが 」
          「 あっ、はい 」
          「 今から、子供達に 豆を配りますから 」
          「 鬼が来た〜って 合図するまで 廊下で待機してて貰えますか 」
          「 はい、分かりました 」
          ガラガラガラ
          「 みんな、今日は何の日ですか? 」
          「 ハーイ、」「 ハーイ 」「 ハーイ! 」
          「 はい、太一君 」「 きょうは せつぶん です 」
          「 そうです、今日は節分ですね 」「 今から 皆に豆を配ります 」
          「 はい 」「 はい 」「 未だ 開ちゃ駄目ですよ 」「 はい 」
          「 それでは、皆で 豆まきをしましょう 」
          「 あっ、オニが来た! 」
          ガラガラガラ
          「 なぐごわおらんか〜 」ポカッ!
          「 それは なまはげ だろ〜が 」
          「 じゃあ なんて言えばいいんスか? 」
          「 ガォーじゃ 怪獣だし、相手は子供なんだから オニだぞ〜、でいいんじゃないか 」
          ダダダダ 「 オニだぞ〜 」
          「 ウェ〜ン、エ〜ン、 」
          「 泣かないでねっ、いい子だから 泣かないでちょうだい 」
          赤オニが 手招きしながら「 おいこら! 青オニ! 」
          「 えっ、あっしの事ですか? 」
          「 こっちに 来いって 言ってんだろ〜が 」
          「 へい 」
          「 なに、真剣にオニに取り組んでんだ 」
          「 此の辺で オニだぞ〜って 言ってりゃいいんだよ 」
          「 オニだぞ〜 」「 オニだぞ〜 」
          「 はい、みんなで 鬼は外ですよ〜 」「 せえ〜の 」
          「 鬼は外 」「 鬼は外! 」  
          「 はい、豆を投げて 鬼を追い出しましょう 」
          「 鬼は外 」
          フウは思い切り 力を込めて 豆を投げました
          「 あ痛てっ!! 」
          「 なに でかい声出してんだ 」「 だって、痛いんスもん 」
          「 たかが 豆粒じゃ、痛てっ〜〜、」
          「 痛ててっ、」「 アニキ、涙目に成ってやすよ 」
          「 安、逃げるぞっ! 」「 へい 」
          ダダダダダ 「 痛てっ、」
          赤オニと青オニは 一目散で逃げ出しました
          ( 翔子先生は鬼を頼んだのは 園長先生だと思ってる )
          「 園長先生、どうも ありがとうございました 」
          「 子供たちも 大喜びでしたよ 」
          ( 園長先生は 豆を余分に買って置いた事に 感謝されてると思ってる )
          「 いえ、大した事では 」
          「 子供達に 喜んで貰えて 私も嬉しいですよ 」

           

           

           

           



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          真奈 ・ 1

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                            ( 何か居る )

            「 う〜ん 」・・・
            モゾ、モゾ 「 えっ! 」
            ( 布団の中に 何か居るっ )パサッ、ソロリ、ソロリ、
            聖は 布団から慎重に抜け出した!
            何が潜んでいるのか解らないが 正体を確かめねば
            意を決して 掛け布団をゆっくりと捲り上げて見る
            「 あれっ! 」
            布団の中には パジャマ姿の小さな女の子が 寝息を立てていた
            「 かあさ〜ん 」
            ・・・
            「 聖、子供じゃ有るまいし 朝から大きな声を出して 騒々しいねっ 」
            聖は 布団の中の女の子を指差し「 かあさん、この子 」
            「 あっ、真奈ちゃん 何時の間に こんな所に? 」
            「 何処の子? 」
            「 自分の娘に対して 何処の子は無いだろっ 」
            「 ほんとにっ、あたしが言いたいよっ、
                      お前は 一体何処の子なんだい
                            そんな子は育てた覚えは無いよ 」
            「 自分の娘? 」
            「 俺、独身だぜ、」
            「 だから 何だって言うのさ 」
            「 えっ、えっ、ちょっと待って 全く話が見えないんだけど? 」
            「 ぐだぐだ 言ってないで 会社はいいのかい もう、八時だよ 」
            「 げっ、マジ ヤバイっ 」
            聖は バタバタと着替えを済ませ 「 いってきま〜す 」
            通勤電車の中でも、会社に着いても
            聖の頭の中は 今朝の出来事について あれこれと思いが倒錯していた
            「 うぅぅぅ・・・ 」
            「 どうした、聖、熱でも有るのか? 」
            「 あっ、実は先輩、娘がね・・・
            「 おぅ、真奈ちゃんの事か? 」
            「 あ〜っ 一体なんなんだよ〜・・・

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                         ( おかえりなさ〜い )

            あれこれと思い悩む内に 退社時間を迎えた
            聖は 通勤電車のつり革にぶら下がる様に摑まりながら 思いを巡らせた
            先ずは 家に帰ってから 如何いう風に 話を進めていけば善いのだろう
            下手な口上を吐けば 只の冷血漢扱いに終わってしまう
            なにせ 俺の中では 真奈についての事柄が皆無なのに対し
            周りの誰もが 俺の娘であると言い出すのだから
                          中々、聞き質す事は容易ではない
            うん、先ずは本人から 情報を引き出すべきであろう
            相手は 小さな女の子だから 言葉を選んで聞き質す様にしよう
            先ずは 「 ママのお名前覚えているかな? 」
            次に 「 真奈は 幾つに成ったのかな? 」
            う〜ん、情報を引き出せたとしても
                     今の俺が置かれている状況が変わるのかっ?
            キ〜ッ ガチャン
            考えがまとまらない内に 電車は駅に着いてしまった
            え〜い、当って砕けろだ!!
            ゴクリ、生唾を飲み込み・・・
            聖は 自宅の玄関戸を 恐る恐る開け「 ただいま〜 」
            ダダダダダ
            「 パパ、おかえりなさ〜い 」 ピトッ
            真奈に 行き成りお出迎えされた上 抱き付かれ
                  つい先程まで考えていた段取りは 一気に吹き飛んでしまう
            なにせ こんなに懐かれては
                    パパも善いもんだなんて思っちまうのである
            「 真奈ちゃん、それは反則だろ〜 」

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                           ( おパパごと )

            真奈の素性に関して それとなく聞き出そうと 試みるが
            いざ 本題に入ると 俺の言葉は 禁止ワードの様にかき消されて行く
            本人は 懸命に話しているのだが クチパク芸人の如く 声に成らないのである
            唯一、話が出来るのは 真奈 本人だけだったが これまた会話が成立しない
            「 真奈、ママの お名前は覚えてる 」
            「 うん、さっちゃんはね〜 高見幸子って言うんだよ 」
            ( は〜ぁ〜 真奈に旧姓つっても 解かんね〜だろうな )
            ( アンダーネームだけでも よしとするか )
            「 じゃあねっ ママは今 何処に居るか知ってる 」
            「 うん、あっち 」と指し示す
            ( あっちって どっちなんだよ )
            「 ウ〜ン 真奈は 幾つに成ったのかな? 」
            「 こんだけ 」と指を四本立てた
            ( 四才と言う事は 真奈は 俺が17才の時に生まれた訳だ )
            ・・・
            「 聖、母さんが昨日 腰を痛めたらしいから
                         今日は真奈を保育園に送ってやってくれ 」
            「 うん、わかった 」
            保育園は我が家の 斜め向かいに有り 送ってゆくと言った程の物ではない
            パタパタパタパタ「 ち〜ちゃん 」
            「 あのね〜 今日は 真奈 パパと来たんだよー 」
            「 へ〜 あそこに居るのが 真奈ちゃんのパパなの? 」
            「 すごく 若いパパなんだねっ 」
            「 おはようございます 」
            「 おはようございます 真奈ちゃんのクラス担当の湯月ちなみと申します 」
            「 真奈ちゃんのお父さんですか お若いんですね 」「 はぁ、」ペコッ
            「 それでは よろしくおねがいします 」
            聖が 立ち去ろうとすると クィ、クィ、と 真奈がズボンの裾を引っ張る
            「 ん! 」
            「 パパ、浮気なんかしないで 真っ直ぐ帰ってくるんですよ 」
            「 プフッ! あっ、ごめんなさい つい・・・ 」

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                           ( ジュース )

            「 ねえ、パパ、お散歩に行こう 」
            「 美紀ちゃんも 昨日 パパと公園に行ったんだって 」
            「 真奈も お散歩に行きたいよ〜 ねえ ねえ 」
            「 わかった、わかった、連れてってやるから そう せっつくな 」
            「 やったー、おさんぽ、おさんぽ 」
            ・・・
            真奈と手を繋いで 公園に出掛けた
            行き交う人に 片っ端から手を振る 真奈を咎める訳にもいかず
            俺は 気恥ずかしさで うつむき加減で歩く
            「 パパ、どっか痛いの? 」
            「 いやっ、なんでもない 」
            顔を上げると 自動販売機が目に入った
            「 真奈、喉渇いてないか? 」「 パパ、喉がカラカラだっ 」
            ポケットに手を突っ込んで 小銭を探ったが
            「 これじゃ 一本しか買えね〜な〜 」
            「 真奈、どれが良い 」「 これ! 」
            カチャン ポン 「 あれっ 」
            カチャ カチャ カチャ 「 ダメだ 」
            ジュースはおろか 小銭さえも帰ってこない「 ついてね〜な〜 」
            「 真奈が お願いしてみる 」
            真奈は自販機に向って 手を合わせると「 ムニャ、ムニャ、ムニャ 」
            「 機械さん お願いします 」カチャッ、
            ガチャン、カコーン・・・ピピピピピッ、ピィー
            「 真奈、すげーな もう一本の当りまで出たぜ 」
            ポン ガチャン、カコーン
            「 ラッキーっ 」
            「 あそこのベンチに持っていって 其処で飲もうか? 」「 うん 」
            「 よいしょっと 」
            ゴク ゴク ゴク
            「 パパっ、はい 」
            「 なんだ もういいのか? 未だ残ってるぞ 」
            「 真奈は もう飲めないから パパにあげる 」
            ゴク ゴク
            「 パパっ、間接キスだね 」
            「 ブッ!、ゲホゲホ、ゲホ 」

             

             


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                           ( かぐや姫 )

            「 真奈、何見てるんだ 」
            「 なんだ、かぐや姫の絵本を見てるのか〜 」
            「 パパ、此れがさっちゃんだよ 」
            「 どれどれ、へ〜っ 真奈のママはかぐや姫さんだったのか 」
            「 じゃあ、真奈は ルナリアンてえ事だね 」
            「 違うよっ、真奈は此れっ 」と絵本に指を差す
            「 真奈は、ウサギさん、ピョン、ピョン 」
            ( オッ、そう来たか )
            「 じゃあ、パパは差し詰め 浦島太郎って所か 」
            「 パパはパパだよ 」
            「 そんなの 常識でしょ 」

            カクッ!

            「 そ、そうだね 」

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                           ( お砂遊び )

            「 あっ、あっく〜ん 」
            「 保育園のお友達か? 」「 うん 」
            「 パパ、此処で待ってるから お砂場以外は行くんじゃないよ 」
            「 は〜い 」
            ピッ、ピッ、ピコ、ピコ、
            ベンチに座って アプリゲームをしていると
            「 パパ、帰えろ〜 」
            「 なんだ、もう 飽きちゃったのか? 」
            「 だって あっくん 直に チュウしようって言うんだもん 」
            「 たく〜っ マセたガキだな〜 」
            「 真奈は チュウしないって ちゃんと言ったのか? 」
            「 言えないなら パパが言って来てやる! 」
            「 パパ、やきもち、焼いてんの 」
            「 ははははっ、そういう事に成るわけ 」

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                            ( 遊園地 )

            今日は真奈を連れて遊園地にやって来た
            「 パパ、あれに乗ってみたい 」
            「 何々、身長120cm以上、真奈は未だ小さいから駄目だってさ 」
            「 ねえパパ、あれなら乗れる? 」
            「 あっ、これも駄目だ 」
            ( 遊園地に連れて来たものの こりゃ、失敗したかなっ )
            中央広場に着ぐるみを見つけて
            「 真奈、あそこにウサギさんがいるよ 一緒に写真でも撮ろうか? 」
            「 パパ、知らないの? あの中には人が入ってるんだよ 」
            「 そっ、そうか 」

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                           ( ふりかけ )

            真奈は此の所 ふりかけに凝っている
            「 ふりかけ、ふりかけ、」
            「 パパのご飯にも かけたげる 」「 ありがとう 」
            「 パパ、美味しい? 」「 うん、美味しいよ 」
            次の日
            「 ふりかけ、ふりかけ、」
            「 パパ、お茶碗出して 」「 はいよ 」
            「 パパ、美味しい? 」「 うん、美味しいよ 」
            その次の日も
            「 ふりかけ、ふりかけ、」
            「 パパ、ふりかけるね 」「 はい、はい、」
            ( ん! 今日のふりかけは、なんだか変わってんなぁ )
            「 パパ、美味しい? 」
            「 真奈、お願い、チョコは 止めよう〜 チョコは 」
            「 なんで? 」
            「 う〜ん、お菓子だからだよ 」
            「 うん、判った 」 ホッ!

             

             


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                            ( キャーッ )

             

            春の陽気に誘われて 公園の芝生の上で
            「 えいっ、」ポスッ、
            「 やぁー、」ポン、
            「 そんな攻撃は効かないぞっ チビ真奈、」
            「 捕まえて食べてやる、ガオーッ 」
            「 キャーッ 」パタ、パタ、パタ
            「 待てぇ〜 」
            「 キャーッ、変態おやじが来た〜 」
            この攻撃は効いた、聖はその場所から 一歩も動けなくなった

             

             


            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                           ( 誕生日 )

             


            「 パパっ、ツバサちゃん人形だよ 」
            「 お店の人に頼んであるから 大丈夫だって 」
            七月七日は真奈の誕生日であったが 事前に真奈から
            着せ替え人形をせがまれていた
            「 行って来まぁ〜す 」
            聖は出社すると直ちに部長のデスクに向かい
            「 部長、今日は定時で上がらせて頂けますか 」
            「 おう、わかった
               今日は真奈ちゃんの誕生日だものなぁ 」
            「 はい 」
            「 聖、帰りがけに総務の泉君から
                 バースデイケーキを貰って帰るんだぞ 」
            「 はぁ? 」
            「 はぁって返事はねえだろうが 」
            「 はい! 」
            しかし 何で部長が真奈の誕生日を知ってんだ?
            其の日の仕事を終え 総務課に向うと
            「 あっ、聖君 」
            「 泉さん、部長が・・
            聖が話し終る前に
            「 これっ 」と 包みを渡され
            「 真奈ちゃん誕生日なんだって
                     おめでとうございます 」
            「 あっ、ありがとうございます 」ペコ
            俺の預かり知らぬ所で
            真奈を中心に世の中が動いている様にも思える
            ・ ・ ・
            「 ただいま〜っ 」
            ダダダダ
            「 パパ、おかえり〜っ
                   ツバサちゃんは? 」
            「 はい、此れだろ 」
            ダダダダダ
            ダダダダダッ
            「 パパ、ありがとッ 」チュッ
            「 真奈、いくつに成ったんだ 」
            「 パパ、女性に年齢を聞いちゃ
                   ダメなんだよっ、わかった 」
            ふぅー
            「 はい、はい、わかりました 」


             

             

             

             

             

             




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            遊戯王トレーディング・カード

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              「 とっ、何してんの? 」

               

              「 ん!遊戯王カードの整理 」

               

              Photo

               

              「 急に、どうしたの? 」

               

              「 インドネシアの研修生に売って上げるんだ 」

               

              「 あげればいいんじゃない 」

               

              「 一枚1円でも付ければ

                   考えて選ぶだろ、そうすれば

                         日本語の学力向上って事 」

               

              「 ふ〜ん、でも売れ残った分は如何するの 」

               

              「 最初からトレーディングカード宅配買取

                      に売るつもりだったから良いのっ 」

               

               

               

               

               

               

               

               

               

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              お子ちゃまネタ

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                        お子ちゃまネタ



                ◎ 平城京跡で

                  

                ラガー・シャツにヘッド・ギアを付けた

                 

                    4〜5歳の男の子が

                 

                      お父さんに向かって猛ダッシュ

                 

                 ( 頑張れお父さん )







                Photo

                ◎ 桜吹雪の中



                  小さな女の子が



                    花びらを掴もうと



                手を伸ばしますが花びらは 其の手を掻い潜り



                鼻の頭にペタリ、女の子は余程むず痒かったのか



                其の小さな手でお顔をペタペタ







                Photo_3

                ◎ 藤原京跡の



                    芝生の上を



                      小さな男の子が



                テコテコテコ ペタン トコトコトコ



                お父さんが抱き上げると ジタバタ、ジタバタ



                お父さんはしょうがなく男の子を降ろすと



                またもや、テコテコテコ ペタン



                起き上がる時に男の子



                ニマーッと満面の笑顔を浮べ



                トコトコトコ「パパ〜」と両手を伸ばします

                ( こんな行動をされちゃ、パパはイチコロですね)







                ◎ Nさんの息子が5歳の時



                民宿に泊まり、トイレに行ったと思えば



                「 トイレに蜘蛛が居るからヤダ 」



                と大騒ぎした其の子も23歳



                先日、Tシャツを摘みながらNさんに



                「 父さん、虫が居る 」



                「 なんだよ、蝉だろ
                23歳にも成って怖いのか? 」



                「 イヤな物はイヤなんだよ
                早く取ってよ 」








                ◎ Oさんが3歳の娘とお留守番中



                玄関先を掃除中、ガチャ!



                振り返ってドアを開けようとしますが



                娘に鍵を掛けられて入れません



                ドアの向こうでは娘が泣きじゃくりながら



                ドアを ガチャ、ガチャ



                Oさんは娘に話しかけますが ラチがあきません



                小一時間程ドア前で座り込んでいると



                漸く、母親が買い物から帰って来ました



                漸くドアを開けると娘はドアの前で



                泣き疲れ眠ってしまっていたそうです











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                EXPO.CITY

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                  ◎ EXPO.CITY

                  Expocity_10

                  大観覧車は2016年春にオープンらしいけど
                  まだまだ工事中
                  Expocity
                  海遊館がプロデュースする( 生きてるミュージアム )
                  NIFREL( ニフレル )は午後3時頃まで長蛇の列
                  午後3時以降が狙い目かもです

                  ショッブ&カフェのガンダムスクェア
                  好きな人は好きしょ
                  Expocity_3

                  ポケモンジムは意外と空いていましたよ
                  Expocity_6

                  Expocity_5








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                  キッズ・アイテム

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                    子供服

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                      Sweet mommy【スウィートマミー】は「らしくない」プレママ・産後ママの

                      おしゃれな授乳服・マタニティウェア専門店です
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