スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2018.03.18 Sunday
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
Sweet mommy【スウィートマミー】は「らしくない」プレママ・産後ママの
キムラタンオンラインストアは愛情設計のもと
【Biquette(ビケット)】
【Biquette Club(ビケットクラブ)】
【Youpi!(ユッピー)】
【coeur a coeur(クーラクール)】等
人気のベビー服・子供服ブランドが多数勢揃いしてます
出産準備品やベビー服、子供服や雑貨等お買い得品が満載!
ベビー服・子供服のキムラタンオンラインストア
◎ 赤ちゃんの肌トラブルにはバリアで全身保湿 新生児に出生直後から毎日保湿剤を塗ると
約8カ月後のアトピー性皮膚炎の発症率が3割低下したとの
成績アップをサポートする新しい学習サービス!
勉強サプリには、お子さまのやる気を引き出し
自信をつけさせる仕組みがあります。 1.実績豊富な先生の授業を自宅でいつでも
2.ニガテがわかるスーパードリルで弱点克服
3.飽きずに続くから、成績アップ
また、有料登録を行った場合でも
初月は無料なので是非試しに 【勉強サプリ】
◎ 可愛いくまのキャラクターでおなじみ、ファーファ
子どもから大人まで大人気のファーファ
通販限定の商品もございます
生活消費財ですのでプレゼントにも喜ばれます
ファーファのぬいぐるみがついたものは女性に、
ファーファ缶は小さなお子様がいらっしゃるご家庭に特に人気です
◎ お母さん、お子さんの体操服に縫い付けたゼッケンが
洗濯後で縮んでしまって
縫い付け直した事は有りませんか?
とっの子供の頃には無かったけど
今はこんな便利な物が有りますよ
ランニングアクセサリー ミズノ MIZUNO ランナップ ゼッケン クリップ マラソン大会
|
ゼッケン側に穴を開けた方が 付けやすいです
夏服はバッチリでしたが
冬服は厚手の物は少し苦しいです
柄付とか 色んなメーカーが有りますが
たぶん 800〜1000円で お近くのスポーツ店で
購入出来ると思います
◎ お父さんも欲しがる世界最小RCヘリコプター
■世界記録取得!世界史上最小サイズの赤外線コントロールのヘリコプター登場!
■なんと全長約65mm!! このサイズでありながら高性能ジャイロセンサー搭載と
二重反転機構により優れた安定飛行を可能に!
■デスクスペースで遊べる高い機動性能!
■アクション・機能・その他 上昇、下降、右回転、左回転、前進、後進、右旋回、左旋回
■商品サイズ ボディサイズ65mm、機体重量11g
■電池 本体用:充電式リチウムイオンポリマー電池(内蔵)/送信機用:単3×4本(別売)
■充電時間:約30分
■連続飛行時間:約5分
■操作距離:屋内約5m
赤外線ヘリコプター NANO-FALCON ナノファルコン
↑ ブログトップ
( ずっと一緒 )
陽射しがトウキビの葉っぱを縫って
ツグ君のシャツに模様を付けます
ツグ君が走れば 模様も走ります
「 おばあちゃん、お髭の黒いこのトウキビも捥いで良い? 」
「 どれ、どれ 」
おばあちゃんはトウキビの皮を少しめくり
「 次春、これを捥いだらエンドウ豆も集めておくれ 」
「 うん、わかった 」
ツグ君はトウキビの髭をちぎり、それを顎に当てると
「 あ〜ちゃん、お爺さんだぞぅ 」
「 あ〜ちゃんも、あ〜ちゃんも 」
・ ・ ・
エンドウの畑は人を拒むように
その弦を城壁の様に伸ばし 行く手を阻んで居るように見えます
ツグ君は畑の奥まった場所に
一際大きなエンドウ豆の実を見つけ
両手でその実を引き千切ろうと引っ張ります
ドシン!
弦が千切れると同時にツグ君はしりもちをついてしまいました
「 あれ? 」
両手で包んでいるエンドウの鞘が淡い緑色に光っている
指先を少しずつ広げると 声が聞こえます
「 ファァ〜ッ 」
広げた手のひらの上で 小さな妖精が伸びをしています
ツグ君は、顔を近づけ覗き込むように
「 僕は川上次春、君はだぁ〜れ 」
「 あっ、わかった、ベルさんでしょ 」
「 僕、ご本で読んだことが有るから知ってるんだぁ 」
パフッ
ツグ君は手のひらをいきなり閉じると走り出し
「 おばあちゃん、ベルさんを見つけたよ 」
おぱあちゃんは ツグ君の差し出す手のひらを眺め
「 大きなエンドウだけど それだけじゃ足りないよ 」
ツグ君の肩の上で声が聞こえる
「 フフフ、ベルはツグ君にしか見えないよ 」
「 次春、エンドウ豆をこのザル一杯に
取って来ておくれ 」
おばあちゃんはツグ君にザルを渡すと
トウキビの入った籠を持ち上げ
「 ばあちゃんは、ちょっとトウキビを
家に置いてくるからね 」
と言って、ツグ君の話は聞いて貰えません
「 あ〜ちゃん、あ〜ちゃんはベルさんが見える? 」
「 あ〜ちゃん、わかんない 」
ベルさんはあ〜ちゃんの肩の上に乗って
「 フフフ 」と笑い
淡い光を残して、スゥーとエンドウ畑に消えていきました
・ ・ ・
夕ご飯を済ますと おばあちゃんが
「 次春、彩那、パパとママに
おやすみなさいをしようね 」
ツグ君は慣れた手つきで仏壇の引き出しから
お数珠を取り出し
「 はい、あ〜ちゃん 」
二人はおばあちゃんの後ろに並んで正座をします
チーン
ツグ君はパパの匂いを覚えています
ママの匂いを覚えています
パパとママを車ごと飲み込んだ
赤い赤い炎を覚えています
「 ナムナム・・・・ 」
「 おやすみなさい 」ペコリ
「 次春、寝る前にオシッコに行くんですよ 」
「 もう行ったよ 」( 噓です )
「 おにいちゃん、オネショしちゃだめですよ 」
「 あ〜ちゃんは、うるさいのっ 」プンプン
布団の中でウトウトしていると
「 ツグ君、ツグ君、オシッコに行くんでしょ 」
「 う〜ん 」
「 ツグ君、ツグ君、起きて、起きて 」
瞼を少し開けるとベルさんが鼻の頭に立っています
ツグ君は目をこすりながら布団から立ち上がると
おじいちゃんが「 ツグ、どうした 」
「 うん、オシッコ 」
「 おぅ、行っといで 」
縁側に出ると トイレまでの廊下を
ベルさんが案内するみたいに
スィー っと淡い光の筋を付けて飛んで行きます
バタン
オシッコが終わり トイレから縁側の廊下に出ると
少し冷たい風が ツグ君の背中を押します
エッグッ!
ツグ君の瞳から大きな涙が頬を伝い落ちてゆきます
「 ママ、・・ママ 」
ウゥッ、ウゥッ、ウッ、ウッ、
涙がとめどなくポロポロと落ちていきます
「 ツグ君、泣かないで 」
「 ツグ君、ツグ君、 」
「 ベルがついているからね 」
「 ベルはずっと一緒だからね 」
ベルはツグ君のほっぺに体を摺り寄せて
「 ベルが居ればさみしくなんかないよね 」
「 うん、ウゥッ、ウゥッ 」
ツグはベルに返事をしながら
フラフラと布団に潜り込みました
やがてツグが静かな寝息を立てるまで
ベルはずっとツグ君の頬を撫でていました
・ ・ ・
朝、おばあちゃんはツグ君の布団の中に手を入れると
「 よし! 大丈夫 」と小さく呟きます
今日、幼稚園のバスを降りると 門の前で翔子先生に犬が飛び掛ろうとしています
「 あっ、犬さん 」その犬は以前 フウがゲージの中で出会ったドーベルマンでした
「 犬さ〜ん 」フウが近づくと ドーベルマンは地面につっぷし前足で鼻先を抱えます
「 フウくん、レンを知ってるの?」昨日 園長さんが保健所から譲り受けて来たばかりなのに
「 うん、お名前は知らないけど 逢ったことがあるんだーぁ 」
「 先生には未だ懐いてくれないけど フウくんにはとても従順みたいね 」
「 フウくんは いつも クイちゃんと居るから 動物さんと仲良くできるのかなー 」
「 レンくん、お鼻痛いの〜 かわいそ かわいそ してあげるね 」とフウはレンの頭を撫でる
・・・
「 兄貴、いやしたぜ! 」
以前の誘拐犯二人が 幼稚園の柵の外から中の様子を伺っています
「 此の前の様に 人間の子供を狙うのはどうもいけねえ 今回はあのゴリラにするぞ 」
「 なんてったって 喋れねえから 居なくなっても 逃げ出したと思っちまうのが関の山だぜ 」
「 兄貴、頭良いー 」
「 今は 人目に付きやすいから ひと気が無くなるまで暫く様子を見てからだ 」
「 暗く成ってから あのゴリラを連れだしに行くとしよう 」
「 それに あのゴリラ、随分 人懐っこいから連れて来るのも簡単じゃねーか 」
「 兄貴、頭良いー 」
・・・
「 兄貴、ゴリラの奴 バスに乗り込んでます 」
「 え、あいつ此処で飼ってるんじゃねーのか 」
「 安! 車で後を着けるぞ 」「 へい、判りやした 」
・・・
{ 夜の動物園宿舎 }
「 兄貴、鍵、開いてやすぜ 」
「 まったく、無用心だな ここの住民は防犯意識ってものが無えのか! 」
ギィー パタン
「 安! 靴はちゃんと揃えろ たくー、礼儀ってものを知らん奴だなー 」
「 すいやせん 」
二人組はフウの寝室に入り込んだが フウは少々の物音に気づく事も無く ぐっすりと眠っている
「 ゴリラの奴は何処に居るんだ 」そう言いながら 安が押入れの襖を開けた
「 ギャー 」「 声がでかい、、うわぁー 」
二人の目に飛び込んできたのは 今までに見た事の無い大きな目玉が二人をギョロリ
慌てた二人は 玄関ドアを激しく閉め 出て行こうとする
大きな目玉は 襖から顔を覗かせた 大きく成ってしまったウルちゃんのお目眼だったのだが
二人にとっては 始めてみる恐ろしい化け物に見えたのだろう
此の騒ぎを聞きつけた 隣のおばさんが 二人組の後姿を見止め「 どろぼー 」
大きな声の響く中 二人組は駆け足で姿を消していった
そんな最中 フウは何事も無かったように 未だ健やかな寝息を立てている
「 おい、安、今日は抜かるんじゃねーぞ 」
「 へい 兄貴 」
「 この前はドジったが 今回は散歩コースらしい
この人気のない川沿いの土手であのゴリラを引っ攫うんだ 」
今日は クイちゃんと手を繋いで お散歩です
「 クイちゃん 楽しい? 」「 ワッホ ワッホ 」
「 ウルちゃん ねんねしてたから 一緒にお散歩出来なかったねー 」
川沿いの土手の上から 例の二人組みが勢い良く 走り降りてきた
「 よーし 捕まえたぞ 」「 安! さっさと手を貸せ 」
「 へい 兄貴 」
「 オホッ オホッ オホッ 」
「 おじさん! クイちゃんの事 引っ張っちゃ駄目ー 」
フウは両手で クイちゃんの腕を思いっきり引っ張りました
すると 勢い余ったのか フウとクイちゃんは 土手の草むらの中へ
どうした事か いつの間にか 例の二人組みの姿も消えてしまいました
「 ウワァ〜 」「 ワ〜・・・ 」
ジャボーン! ジャボーン!
「 安〜、助けてく、ブク、ブク 」「 俺は 泳げねーんだ グフ 」
「 兄貴〜 あっしも泳げねーんで グフ 」
「 な・流される〜 」「 流される〜 」「 流され・・・」
・・・
「 クイちゃん お空が青くて綺麗だねー 」
「 ワッホ ワッホ 」